Miho Museum

ずいぶん日差しが強くなり、新緑も濃くなってきたなと感じるこの頃です。
先日、Miho Museumに行ってきました。設計はI.M.Pei氏。


滋賀県信楽の山中にあるこの美術館は公式ホームページや書籍で言われているように 桃源郷 をコンセプトに場と建物が構成されているということで、実際に体験してきました。まず駐車場からしばらく歩いてたどり着いたのがチケットやお土産の販売を行うレセプション棟です。

そこから美術館棟をつなぐアプローチとしてのトンネルが、収蔵されている美術品同様に素晴らしかったです!円弧を描くように掘られたトンネルは視界が通らない分、その先にある美術館が楽しみでワクワクさせられてました。そして出口付近では金属板に映り込む外部の新緑の色を見ることができます。自然を利用した計算された演出!

さらにトンネルを抜けた後、谷を渡るためのつり橋がまたかっこいいのです。ハープや琴のような弦楽器を思わせる美しさでした。ワイヤーを引っ張る機構はミサイルのようでしたけれど。

コンセプトとなっている桃源郷の話にリンクするようにこのアプローチを抜けていくと美術館が正面に現れます。屋根はボールでつながれたフレームとガラス、そしてアルミルーバーで構成され、美術館ホールの内部はとても明るい空間でした。また、天井のフレームに呼応するよう、床の石も同様の幾何学形状に割り付けられていていました。
 

この日は 曜変天目 という国宝の茶碗が展示されており、並ぶこと1時間、やっと見ることができました。
曜変天目の詳細はこちら
実際見てみますと、なんとも言えない美しさで、地の色、模様の有り様も手伝って正に、茶碗の中に宇宙が広がっている!という感じでした。5/19までMiho Museumで展示されています。

一枚目の写真の左上、台形の建物にも興味がありますが、これはミノルヤマサキ氏の設計だそうです。9.11で倒壊してしまった世界貿易センタービルを設計した方です。その横に
はベルタワーがあり、こちらはI.M.Pei氏の設計です。この二つは一般には公開されていないので美術館から遠目に眺めるしかないのですが、世界的建築家の作品が日本の山奥に、非公開で建っているとは、とても興味深いものです。I.M.Pei氏の建築を見たのはこれで二作品目。初めて拝見したのは 中国銀行タワー です。Mirrors が2015年に中国での建築賞である Modern Decoration International Media Award にて賞を頂き、セレモニーに参加した後に寄った Hong Kong で見ることができました。 懐かしいです。また bandesign がそんなふうに海外へ行ける機会を 狙って、、いぇ、願っています。